便利ツール GlobalMapper

以前、MapInfoでSRTMをいろいろと苦労して使ったのですが、ArcGISを一旦使う方法だといろいろ面倒だし、大量のデータを処理する場合には手作業も馬鹿にならない感じでした。
それで、その後もいろいろと情報を集めていたのですが、この前、GlobalMapperというソフトを見つけました。
日本ではなじみのないソフトみたいで、日本語の情報が少なかったのですが、サポートしているフォーマットを見るとかなりたくさんのフォーマットを直読みできるらしい。
とりあえずTRIALをダウンロードして使ってみたのですが、すごく良かったので購入しました($299 US)。

ソフトそのものはデータのビューワ的な位置づけのようで、MapInfoやArcGISのように解析機能はあまりないのですが、とにかく、いろんなデータを読んで・表示して・任意フォーマットに書き出すことが出来ます。でも、断面図をきったり、面積や距離計測といった簡単な機能はもちろん付いています。鳥瞰図もお手軽に作れます。

私の主な使い方は
1)大量のSRTM(hgt)を読んで、マージした上でGridASCII形式で出力→MapInfoへ
2)図郭ごとに作られているデータ(tabとかshape)を読んで、マージしてmif出力
3)ちょっとした鳥瞰図作成
4)MapInfoで作ったデータをkmlへ変換(誰かにちょっと見せる用)
という感じです。
なんというか高性能データコンバータという感じですか。



↑GlobalMapperの起動画面
手元にデータがなくてもWMSサーバにアクセスして、ちょっと眺めることもOK


↑ファイルの読み込み
複数ファイルをまとめて読める


↑SRTMデータ(2図郭分)を読み込んだところ


↑エクスポートは、画面表示されてるすべてのデータを出力したり、選択範囲のみを出力したりと、自由度が高い。
ここではMapInfoで読み込むため2図郭をマージしてGridASCII形式で出力。


↑出力したものをMapInfoで読んでみた


↑いちいちデータを開かなくても、バッチでフォーマット変換も出来る。