はじめてのぎじゅつししけん(来年の自分へのメモ)

技術士、応用理学(地質)で受験しました。
全くと言っていいほど準備していませんでしたし、過去問の分析もしていなかったので、今年の問題が例年と比べてどうとかそういうことは全然わかりません orz  とりあえず、受験してみた感想まで。

  • とりあえず選択した問題はすべて書くだけ書いてみた。
  • 時間と用紙のペース配分がわからず、前段部分が長くなりすぎたり、時間ギリギリになってしまったりした。
  • 見直しする時間はほとんどとれなかった。
  • 書きたかったことの50%くらいしか書けなかった。
  • 60%がボーダーラインだそうだが、そりゃダメだろうなぁ・・
  • 最初から(自分的に)完璧な文章を書こうとすると時間も用紙も足りなくなる。
  • 悲しくなるくらい漢字が書けない。誤字脱字は減点対象らしい(´・ω・`)
  • 設問としては、そんなに難しいことを聞かれている訳ではない。
  • 会社の同僚は建設一般を受けるため、国土交通白書の暗記みたいなことしていたけど、応用理学部門的にはそういう勉強は無意味。
  • あたりまえのことを漏れ無く回答できれば良いのだろう。
  • 「書く技術」「まとめる技術」が大切かもしれない。
  • 普段の文章はワープロ向けの方法で、書くだけ書いて後で推敲するという方法だけど、この試験は手書きなので、ちゃんと構成しないと書けない。
  • 日々の業務をまじめにこなし、体系的に身につけることが大切だと思った。
  • 「なんとなく知っている」だと回答に詰まる。
  • 窓際で暑かった。
  • 飲み物を飲み過ぎるとトイレに行きたくなる(というか行った)。
  • 筆記が通る自信はあまりないが、体験論文書いた方がいいんだろうか?
  • すげー疲れた(肉体的な意味で)。
  • 疲れるので何度も受験したくない、次はがんばろう。

平成20年度技術士第二次試験問題【応用理学部門(地質)】


午前(必須科目) 10:00〜12:30
2 次の2問題の中から1問題を選び、応用理学部門の問題として回答せよ。(回答問題番号を明記し、答案用紙3枚以内にまとめよ。)ちなみに答案用紙は24字×25行の600字詰

2−1
 次の資料に基づいて、我が国における水資源の特徴を挙げ、課題を抽出せよ。次に、その中で重要と考えられる課題の解決法について、応用理学部門の技術士としての専門性を生かした観点からあなたの意見を述べよ。
 参考資料:国土交通省平成19年度版「日本の水資源」第3編 日本の水資源と水需要の現況


2−2
 我が国において、自然災害に強い社会を構成するための施策の1つに国民への防災教育が挙げられる。資料1〜4を参考として、応用理学部門の技術士としての専門性を生かした視点から防災教育の意義を現状を考察せよ。また、その充実に向けた課題を挙げ、技術士として果たすべき役割やその効果についてあなたの考えを述べよ。
 参考資料1:日本学術会議 「地球規模の自然災害の増大に対する安全・安心社会の構築」対外報告(2007.5.30)から抜粋
 参考資料2:平成19年度版防災白書




午後(選択科目) 13:30〜17:00
1 次の2問題(1−1、1−2)について回答せよ。

1−1
 次の10項目の中の1−1−1〜2から1項目、1−1−3〜10から2項目を選び、それぞれの項目について定義および内容を解説し、次に、応用理学部門地質科目の技術士の立場から考えるところを述べよ。(項目ごとに答案用紙を替えて回答項目番号を明記し、それぞれ1枚以内にまとめよ。


 1−1−1  グリーンタフ
 1−1−2  リニアメント
 1−1−3  RQD
 1−1−4  ルジオン値
 1−1−5  緊急地震速報
 1−1−6  斜面表層崩壊
 1−1−7  帯水層定数
 1−1−8  レアメタル
 1−1−9  表面波探査
 1−1−10 RBCA(レベッカ


1−2
 次の8設問の中から1設問を選んで回答せよ。(答案用紙を替えて回答設問番号を明記し、3枚以内にまとめよ。


1−2−1
 白亜紀花崗岩からなる丘陵地〜山地部を通る全長12.0kmのトンネルが計画されている。このうち、起点方坑口から2.0km(A区間)は平均土被り厚15m(最大40m)、さらに終点方坑口までの10km(B区間)は平均土被り厚200m(最大400m)で数本の断層の存在が確認されている。このトンネル区間の地山条件を事前調査する場合に予想される主な問題点をA、B区間ごとに挙げ、調査方法や取得すべき情報について説明せよ。また、両区間において施行中に切羽湧水の発生が懸念される場合を想定し、可能性のある地山条件とこれに適応する対策工法の選定の考え方に着いて述べよ。


1−2−2
 堤体80mの重力式コンクリートダムを10m嵩上げする際の地質状の問題点を3つ挙げ、それぞれに対する調査方法についてあなたの考え方を述べよ。


1−2−3
 地震による液状化の発生を防止する対策は、その原理から「土自体の性質を改良する液状化対策」と「応力・変形及び間隙水圧に関する条件を改良する液状化対策」に太別されるが、それぞれの対策を2例ずつ挙げて、その原理と方法について解説し、その適用性についてあなたの考え方を述べよ。


1−2−4
 老朽化した吹きつけのり面の表面(のり尻付近)に、開口したクラックがいくつか見られた。考えられる原因3つをクラックの状況と関連づけて説明し、必要な調査についてあなたの考えを述べよ。


1−2−5
 近年渇水時や災害時における水源としての地下水の重要性が認められつつある。我が国における地下水盆について、地形・地質条件に基づく区分による3つを挙げ、それぞれについての帯水層としての特徴を説明せよ。また、区分した地下水盆の1つについて、地下水開発に際して必要な検討項目と調査の留意点を述べよ。


1−2−6
 下の図はそれぞれ燃料資源の可採年数、我が国の電源種別々発電電力量の2006年度実績と2011年度及び2016年度の将来予測、我が国における1日の需要変化に対応した電源の組み合わせを示している。資源1、2及び3がそれぞれなんであるかを示した上で、今後も資源3を電源として利用することに関する課題を挙げ、それらの解決法について記述せよ。
 参考資料1:BP統計2007及びURANIUM2005より
 参考資料2:中央電力協議会HPより
 参考資料3:電気事業連合会HPより


1−2−7
 郊外の丘陵地帯に切盛土工によるバイパスが計画されている。この付近ではかつて亜炭が採掘されていたために地下空洞の存在が強く懸念されているが、現状では空洞の正確な位置、地表からの深さ、あるいは大きさなどは関係資料の消失により不明である。また、現在の地表部は畑地として利用されている。このような条件のもとで、空洞を探査するのに利用可能な物理探査手法を列挙し、探査深度や対象空洞の大きさ、その他の条件による適用性について説明せよ。また、そのうち3つを選び、探査原理と適用条件や留意点について述べよ。


1−2−8
 土地取引における土壌汚染問題への対応に関する現状と問題点を説明せよ。また、その問題点の解決策を含めたあなたの考える土壌汚染調査・対策の流れを示し、技術士としての立場からそのあり方について述べよ。


【僕が選択した問題】
 午前:2−2
 午後:1−1−2、1−1−5、1−1−6、1−2−4