Stereo GE Browser

普通に見るとただの変な色のぶれた画像だけど、赤青メガネでみると立体的に見えるアナグリフ
実際にものを見るときには、右目と左目の場所が違うので、同じ物体を見ていても、ちょっと違うものが見えています。ちょっと違っていることで、物を立体的に認識しているわけです。ところが写真とかだと、右目で見ても左目で見ても同じ物が写っています。なのでぜんぜん立体的ではないです。
というわけで、1枚の画像(写真)の中に、右目で見たものと左目で見たものの両方を表示します。右目側が青の赤青メガネだった場合、一つの画像の中に、右目用の絵は赤で、左目用の絵は青で表示しておくと、赤青メガネでその画像を見たときには、青いめがねの右目では左目用の青い画像は見えず、右目用の赤い画像だけが見えるという寸法です。

で、GoogleEarthの鳥瞰表示の話。
GoogleEarthで鳥瞰表示している場合、動かしているときは結構立体的に見えます。でも、画像で出してあとで見るといまいち立体的に見えない。なんとかしたいなと思って、視点をちょっとだけ平行移動させた2枚の画像を作って、フォトショップを使って上記のアナグリフを作ったりしていました。
↓こんな感じ(赤青メガネで見るとふくらんで見えます)。
20061204232850

でも、2枚の画像を出して、フォトショップで開いて、右目画像と左目画像それぞれのチャンネルいじって色を変えて、1枚の画像に合成・・・とか結構面倒だったのです。

むっちゃんのステレオワールドというwebサイトで、アナグリフ用のGoogleEarthブラウザというのが公開されていました。というかこの方のページ、ステレオ実体視まわりのソフトとかが超充実しています。知らなかった・・。もうひといきで繁忙期が終わるので、今度ゆっくり見よう。

Stereo GE Browser
20090329003937
左下の左目画像で普通のGoogleEarthと同じ操作で視点移動すると、上の画面にアナグリフが生成されていきます。これは楽しい。右目画像と左目画像の表示にちょっとタイムラグがあるので、ずっと赤青メガネしたまま見ていると酔いそうですが・・・。