富士山展
11月13日から静岡大学創立60周年記念企画展ということで、国立科学博物館とのコラボレーションによる「富士山展示」が行われています。基本的に平日開催なのでなかなか行きにくいのですが、お近くの方は足を運んでみてください。11月21日(土)と11月28日(土)には専門家によるミュージアムトークや講演会も行われるということです。
静岡大学創立60周年記念 企画展「富士山展」(静大サーバ内の案内)
科博コラボ・ミュージアム企画展「富士山展」(科博サーバ内の案内:こっちのほうが詳しい・・・)
というわけで、行ってきましたといいたいトコですが、いち卒業生として手伝いに狩り出されてきました・・・。しかも土曜日に行ったので、展示そのものはお休みでした。
お休みなので、PCやビデオを使った展示は見ることができませんでしたが、パネルや標本はなかなかのものでした。
床一面に大きく印刷された富士山の赤色立体地図もありました。靴を脱いで上にあがって見ることができます。1万分の1で印刷してこのサイズ。富士山やっぱりでかいなぁ。
で、何をしに行っていたかというと、床に貼った赤色立体地図に注記ラベルを貼ったりしてました・・・・。学生、がんばれよ・・*1。特徴的な地形にはQRコードを使って説明を入れましたので、QRコードを読むことのできる携帯を持っていれば地図と一緒に説明も読むことができます。
途中から一人で作業をしていたのですが、展示室内にある受付ロボットのおねえさんが視界に入るたび、びくっとしました。電源切ってあるのでまったく動かないくせに結構存在感があるです。
来週は大学祭もやっていますし、ミュージアムトークもあるようです。地質だけでなく生物学的な展示も充実していますので、大学祭とあわせていってみてはどうでしょうか。
2009年10月30日の桜島
10月29日の火山砂防フォーラムin鹿児島に出席した次の日に、最近活動が活発になってきた桜島の様子をちょっと見てきました。フォーラムの現地見学会もあったんですが、それよりも噴火をゆっくり見たほうがよさそうと思い、見学会は不参加。半分仕事、半分趣味みたいな感じですね。
僕が行った10月30日ころはこんな感じ↓
29日のフォーラムが終わったあとは鹿児島市内に泊まっていたのですが、朝起きたらレンタカーに火山灰がすこし積もっていました。ホントはいけないような気がしたけど、ウィンドウォッシャー多めに出して、ワイパーで灰落とし。
桜島フェリーで島に向かう。実はこのフェリー使うのは初めて。料金は行きも帰りも桜島側で払います。一度も車から降りる必要は無し(もちろん車から降りてデッキに上がることも可)。
ちょっと人と会う用事(仕事的な)があったので桜島をスルーして垂水の海潟温泉方面へ向かう。前日の灰は南側が中心だったのか、そのあたりを車で走ると火山灰が舞い上がる(10:30頃)。
桜島に戻ってきて、昭和火口が見えそうな黒神の方に向かう。車を停めてちょっと眺めてると噴煙があがる(12:06頃)。ほとんど音は聞こえないけど、よく耳をかたむけると、ごーっていう感じの控えめな音。結構ちょくちょく有色噴煙があがるので、噴火見学にはちょうどよかったです。
最近の昭和火口からの噴火がよく見える桜島の東側には、あまり観光施設みたいなものがないです。せっかく噴火が見られるのだから、飲み物でも飲みながら、まったり噴火見物ができるようなところがあればいいのになぁ。地元の人には珍しくないかもしれませんが、やっぱり噴火を見ることができるのは貴重な体験になるし、観光資源として開き直っちゃえばいいのに。なかなかそうもいかない事情もあるのかもしれませんけれど。
大正噴火(1914年)で埋め立てられた黒神の埋没鳥居。
そのまま島を反時計回りに回って、湯之平展望台とかに立ち寄りつつ、再び島の南側へ。
野尻町の火山砂防センターあたりでちょうど火山灰の軸にあたる(14:04頃)。火山灰の降る中写真を撮ろうとがんばるが、灰のせいでいまいちオートフォーカスが合わない。一眼レフもっていけばよかったかなぁ。そうこうしているうちに降灰が多くなってきて、上を向いて写真を撮るのがつらくなってきたので退散。
さらに半時計回りに移動して有村展望台。あの噴煙の下にいたんだなぁと思う(14:27頃)。
有村展望台につもった火山灰
規模の大きな噴火に備えて島内にはたくさんの退避壕がありました。こういう努力があるから安心?して観光もできるんですね。
午後になって東側からの写真は逆光になってしまったので、噴火撮影はあきらめて、ちょっと露頭探し。といってもねじり鎌とかそういうものは持っていないので、あんまりやる気はなかったかも・・・。北岳北斜面の林道で見つけた露頭。結構厚い軽石層。地表付近まであるように見えるし、大正噴火のものかな?
帰りがけにせっかくなので、国民宿舎の所にあるマグマ温泉に寄って帰りました。
おみやげで売ってた火山灰。火山灰自体そこらじゅうに積もってるし空からも降ってくるので採り放題ではありますが・・。せっかくなので買ってみた。どうせならいつの噴火による火山灰なのかラベルに入れればもっと付加価値がつくかなぁとか思ったですが、さすがにそれはマニアックすぎか?あ、でも桜島は国立公園だから、空から降ってくる灰を持って帰ってもダメなのかなぁ?車にのっけてもって帰っちゃうとか・・
で、鹿児島空港から帰ろうとしたときに、大変なことが待っていたわけです。
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噴火の様子を家で見たいそんな方は、大隈河川国道事務所のライブカメラがオススメ。「牟礼岡」カメラは夜間でも見ることができます。
鹿児島空港閉鎖
桜島に出張で行ってきました。ちょうど噴火*1もしていて、久しぶりに出張ネタで記事でも書こうかと思ったのですが、いろいろあって、深夜1時すぎの帰宅になってしまい、くたくたなので、また今度・・
30日午後3時半ごろ、鹿児島空港(鹿児島県霧島市)で1人乗り小型機が胴体着陸した。胴体着陸したのは航空大学校(宮崎市)所属機の訓練機。同空港管制によると、航空大学校の男性訓練生(25)が操縦していたが、けがはなかった。同空港は滑走路を一時閉鎖。事故から約4時間後の午後7時26分、閉鎖を解除し運航を再開した。計31便が欠航した。
アサヒ・コムhttp://www.asahi.com/national/update/1030/SEB200910300008.html
これ、直撃しました・・・
なにも知らずにレンタカーに給油していたら、ガソリンスタンドのおっちゃんが、「空港閉鎖してるみたいだけど」と教えてくれました。
とはいうもののどうしようも無いので空港に。あんなに人のいる鹿児島空港は初めてでした。
案内は長蛇の列で、とても並ぶ気にならなかったので、とりあえず閉鎖しているという滑走路の見えるところへ移動。閉鎖されてから結構たっていたので、もうなんにもないかと思ったら、まだセスナが滑走路の中に残っていました。
なにはともあれ、セスナのパイロットにはケガが無かったようでよかった。
特にやることもないので、いつになくtwitterでつぶやく・・
19:05の羽田行きの予定でしたが、結局21:00発になりました・・・。あわよくば一本前の飛行機でかえろっかなとか思っていて、早めに空港についていたのでかえって空港にいた時間が長くなってしまった。
なんとかぎりぎりでおうちに帰れましたがいっそのこと欠航になってくれたほうが体的には楽だったかも。
最近の有感地震
調査でよく行く御嶽山のまわりでここのところ地震が多いなぁ、そもそも有感地震そのものが多いかなぁとか思っていたら、Twitterでも「最近地震が多い」というつぶやきが聞こえてきたのでちょっとチェックしてみました。
有感地震のデータは気象庁の震度データベース。月合計で2006年1月〜2009年9月まで。日合計で2009年7月1日〜2009年10月24日まで。
【結論】
特に最近多いというわけではありませんでした・・・。仕事とか生活に関係している場所で多いからそう思っただけかなぁ。もっともこれは日本全体を見ているので、地域ごとに見たりすればちょっと違う感じになるかもしれません。長野県南部(御嶽山北東付近)に限れば、最近多いのは確かだと思います(そのうち調べるかも)。
はじめての?緊急地震速報
2009年8月11日の早朝に静岡で地震がありました。
全然タイムリーでもなんでもありませんが、緊急地震速報関連の感想(というか雑感というか)
その日、僕は福岡に出張の予定があって、朝7時30分のANAに乗るために早起きしていました。
ちょうど台風9号が接近していて各地に被害が出ていたこともあって、飛行機がちゃんと飛ぶのか気になって、出張の支度をしながらNHKを見ていたのですが、そのときに緊急地震速報が出ました。NHKの緊急地震速報のちょっと(2秒くらい)あとにはdocomoの携帯に緊急地震速報エリアメールがとどきました。エリアメールは以下のような文面。
エリアメール到着の1秒か2秒後に川崎に自宅で揺れを感じました。川崎でも結構揺れたので、静岡では結構揺れたのではと思い、実家(三島市)に電話。わりとすぐにつながる。
三島では、棚のものが落ちるくらいでたいしたことはないということ。一安心。台風も来てるので、裏山には気をつけてねと伝えてから羽田空港に向かいました。