激辛マニアで調子悪い

激辛マニアというスナック菓子が某所で話題になっていたので、近所のローソンで買ってきて試してみた。
食べてるときはそうでもなかったんだけれども(とは言っても口の中の辛さはしばらくとれなかった)、一晩あけて、おなかの調子がおかしい・・。辛いものは得意なほうなんだけどなぁ。
激辛マニア
辛さだけで味が無いっていう意見も多かったのですが、そんなことはなかったです。でも、ちょっとしょっぱかったなぁ。

メモ:2009年7月山口豪雨災害リンク集

梅雨前線による豪雨災害。広い範囲ではないが大きな被害が出た。どうしたら土砂災害の被害(すくなくとも人的被害)を減らせるのか?崩壊の発生のしかたなど広島災害に似ているようにも見える。
7/25でとりあえずリンク集の更新を止めました。リンク切れ等ありましたらすみません。
山口に引き続き、福岡でも大きな土砂災害が発生しています。以下のリンクに一部、福岡関係のリンクも追加しました(7/29)
災害情報

自然条件

調査報告など

空中写真等



その他(ブログ記事とそれに対するちょっとした感想)

防府市がいまもってここを警戒区域に指定していないのはなぜなのだろうか。

  →確かに上流の状況が分からない中で報道や救助がうろうろしている様子は見ていて恐ろしかった。

今回の場合、災害弱者を多く抱える老人施設が警戒区域にあったことを問題視すべきだろう。
全国の関係者が対岸の火事と思わずに対策をとることが望まれる。
本当の周知とは、そういうものではないか。
ハザードマップを作るのはその出発点に過ぎないのだ。

  ハザードマップを作ったあとの活動こそ重要と思います

しかし気象情報の精度が飛躍的に高まっても、
気象災害は起きてから対策が採られる。
これ以上は言うまい。

  →自然現象を判断して決断するための人的資源はあるのだろうか?

現場で地域の方々にいろいろな話を聞かせていただきました。
行政の対応への不満など数え切れないものがありました。
たしかに予想もしなかった100年に一度あるかないかの大災害です。
それにしても。。。
半日現場にいただけでイライラするほどです。2009-07-23 00:37:44

  →ふむふむ・・・。市議会議員とのことですので、いろいろと改善していける立場ですよね

アイスランド全部ダウンロードできた!

苦節1週間、仕事の合間合間にちまちまダウンロードをしてようやくアイスランド全体のGDEMをダウンロードすることができました。1日5つくらいずつ、合計41タイル。めんどかったー
GDEMアイスランド(等緯度経度)
あたりまえですけど、かなり高緯度な場所なので、ぺちゃんこです。さて、サリチェフのときにも悩んだのですが、投影法は何を使えばいいんだろ?EPSGコードがわかればGDAL先生で投影変換一発なんだけれどなぁ。こんな感じになれば正解かな、でも投影法が書いてない。投影法のこと、ぜんぜん理解していないのでいけませんね。正しい形のアイスランドを眺めたいですが、「形が正しい」ってどういうことなんだろう。
20090722131808
何も考えずにメルカトル図法にしてみた。なんとなく悪くない感じではありますが・・

Mercator's projection
1569年にフランドル地方出身のメルカトルが考案した正角円筒図法です。経緯線は垂直線と水平線で表されます。赤道付近でのひずみは小さくなります。経線方向のひずみと緯線方向のひずみが等しくなるように、緯線間隔を補正して正角にしています。高緯度地方は極端に拡大され、極を表すことはできず、ひずみの限界を考えて上下85度までを投影します。しかし実用になるのは75度付近まででしょう。

うーん・・・アイスランドは北緯67度とかだけれども・・
・・またあとで考えよう。

5mメッシュ(標高)で見る志木市と富士見市の境界のうねうね

最近「〜〜で見る」とか「〜〜を見る」とかそういうタイトルばっかりですね、私・・・。

へんな形の行政界は河川改修前の蛇行した河川に沿ったものでしたっていう楽しい記事です。旧版地形図の正しい使い方っていう感じです。
ならば、行政界に沿って河川改修前の旧河道みたいな低地が分布していたりするのかなぁ?このあたりは航空レーザ計測の基盤地図情報5mメッシュ(標高)が公開されているので、ちょっと見てみました。
↓は志木市富士見市の境界部分を、標高4〜8mくらいで色分けしたものです。
20090710183603
うむむ。「うねうね」境界部分は微妙ですね。そう思って見れば、周りに比べて低い部分と行政界が一致しているように見えないことはないですが、それほどはっきりしませんね。
でもいろんな地形がよくわかります。「水谷東三丁目」と書いてあるあたりが後背湿地になっているとか。学校は盛土してあるとか。住宅があるとことはまわりより少し高いところが多いとか。
等高線を追っかけていってもこういうのはなかなか難しかったですが、こうして狭い地域の標高を細かく見ることができるのも航空レーザ計測のおかげですね。身近な地域でもいろいろやってみると新しい発見があるかも。
洪水の危険性があるとかないとか、人工的な造成地かどうかとか、そういうことにも使えそうですね。もっとも土地条件図でもいいじゃんという意見はありますが・・。

青木ヶ原での溶岩採取で逮捕者

山梨日日新聞溶岩採取は販売目的 逮捕の男が供述

 青木ヶ原樹海から溶岩を持ち帰ったとして、森林法違反の疑いで4日に逮捕された埼玉県皆野町、材販売業(64)が「溶岩を4万から5万円で売ろうと思っていた」などと供述していることが捜査関係者への取材で分かった。青木ヶ原樹海では溶岩を持ち去る事例が相次いでいて、県警などが背景を調べている。

山梨日日新聞天然記念物・樹海の溶岩でガーデニング?富士吉田署 持ち出した男、容疑で逮捕

 国の天然記念物に指定されている青木ケ原樹海から溶岩を持ち出したとして、富士吉田署は2日、文化財保護法違反(天然記念物のき損)、森林法違反(森林窃盗)、自然公園法違反(無許可採取)の疑いで、静岡県富士宮市宮原、会社員(66)を逮捕した。同署によると、遠藤容疑者は、溶岩を自宅のガーデニング置き石に利用していた。

記事の実名部分は伏せました
青木ヶ原には火山の調査のためによく行きました。大学のころからのお付き合いです。分析や観察のための溶岩採取は環境省の許可を取る必要があるのですが、これがまた、結構時間がかかります。下手すれば2ヶ月くらい。調査シーズンがおわってしまう・・。さらに、試料採取をする場所と試料のサイズ、採取方法を地図などで示せという。サイズとかはともかく、採取箇所なんて分かるわけがない。それが分かるくらいなら調査しなくてもいいかも。
適当に採取予定箇所の地図を作ったのはいい思い出。地質調査の資料採取なんて1箇所あたりこぶし大程度です。こういうきまりはもっと大規模に採掘したりする人向けなんだろうなぁ?それこそ販売向けとか。青木ヶ原は規制の厳しいところなので、販売用には許可は下りないのかもしれませんけれど。ガーデニングに使いたいっていうのはどうなんだろう・・?許可されるものなのかなぁ。

青木ヶ原溶岩の溶岩球
↑は青木ヶ原で見つけた溶岩球(まだ熱い溶岩が転がって球状になったと思われている)です。興奮してハンマーで割ってしまう前に写真を撮っておけばよかったと今でも後悔しています。これは重たかったので採取せず置いてきました。
ところで、青木ヶ原でコンパスが効かないとか良く言いますが、アレはうそです。コンパスでちゃんと歩けます。もちろん溶岩に近づけたりすると磁性を帯びていたりするのでダメですが、コンパスは岩とか金属から話して使うのは普通ですし。それよりも、溶岩の起伏で見通しが利かなかったり歩きにくかったりで現在地を見失うことの方が多いです。コンパスで方向を決めてもそちらの方向にまっすぐ進めない。
世間のイメージとは違って遊歩道とかは気持ちのよいところですので、溶岩とか植物を違法採取なんかしないで、自然を楽しめるといいですね。

ASTER GDEMをもうちょっとだけ見てみる

ASTER GDEM、たくさんダウンロードして地形を眺めるといった遊びはまだできないので、ダウンロードできた1タイルでいろいろ遊んでいます。d:id:Yusuke_S:20090704の続き的なものです。GDEMの精度検証とか大それたものではなくて、これからGDEMを使うにあたって、どんなデータか見てみます程度のものです。富士山南西部分の限られた範囲での検討ですし、精度検証みたいなことをやっているわけではありませんのでご注意ください。GDEMの記事に結構アクセスがあるみたいなので念のため。
というわけで。
使っているデータはd:id:Yusuke_S:20090704のときと同じ、GDEM・基盤地図情報10mメッシュ(標高)・SRTMです。GDEMとSRTMの差分をとってみます。

まずはSRTM。「10mメッシュ−SRTM」です。10mメッシュの方が標高が高いときは赤、低いときは青になるように色づけしています。
基盤地図情報10mメッシュ(標高)とSRTMの差分
基盤地図情報10mメッシュ(標高)とSRTMの差分(背景の陰影は10mメッシュ)
・・・・これは、南西側斜面で10mメッシュがいつも高いですね。相対的にSRTMが北東側にずれて(というと語弊があるかもですが)いるということですね。水平方向のずれによって標高値の違いが出ているようですので、富士山の中〜高標高部とか富士宮市東側の天子山地みたいな急傾斜地では差分値が大きくなっています。
つぎにGDEM。「10mメッシュ−GDEM」です。色づけはSRTMの差分と同じです。
基盤地図情報10mメッシュ(標高)とGDEMの差分
基盤地図情報10mメッシュ(標高)とGDEMの差分(背景の陰影は10mメッシュ)
うーん。不思議な感じになりました。気がついた特徴は・・

  1. 一番目をひくのは富士山。北西と南東は10mメッシュの方が高くて、それと直交する北東と南西方向はGDEMが高い・・。
  2. 全体的にGDEMはピークの高さが低い(ピークや尾根は赤い(10mメッシュが高い))。
  3. 富士宮市街地とか、そういうところは10mメッシュが高い

1はステレオマッチングの問題かなぁ。前回のエントリでも書きましたが、富士山の南西側は1707年宝永噴火のスコリアが積もっていてのっぺりした斜面で、自動ステレオマッチング的には難しいのかもしれませんね。北西側はよくわかりませんが。
  
左:富士山南東斜面 右:富士山北西斜面
2のピーク標高と3の市街地の件はよくわかりません。GDEMはDSMなので、市街地はむしろ10mメッシュよりも高い標高値になっていると思っていたのですが。なぜだろう。



差分結果をグラフにすると↓みたいな感じです。
基盤地図情報10mメッシュ(標高)とGDEM、SRTMの比較
SRTMは分かりやすいですね。南西向きのエリアで10mメッシュが高く北東向きのエリアでSRTMが高い。あと、傾斜と差分値の関係を見ると、急傾斜になるほど差分値のばらつきが大きくなっているみたいですね。差分値のヒストグラムは素直な形をしています。
GDEMは傾斜とか傾斜方位とはあまり関係なさそうです。南向き斜面で差分値のばらつきが大きくなっているようにも見えますが、これは対象範囲そのものに南向き斜面が多いためと思います(参照)。むしろ差分値のヒストがバイモーダル(といかブロードというか)になっているのが特徴です。これは、いろんなシーンから計測した標高値をまぜて作っているため、各シーンの計測誤差がいろいろ混ざっているからじゃないかと想像しますがどうでしょう?

ええと、あれこれやっては見たものの特に結論はありません。図表も自分向けメモのため、あんまり見やすくありませんね・・。とりあえず、GDEMは約30mメッシュと高解像度なのですが、結構ノイジーな印象で、高精度っていうのは微妙に違うかなぁという印象。地形判読的なことに使おうと思ったときに、SRTMよりも取り扱いに注意したほうがよいかもしれない(偽地形的に)。それよりも、シームレスで高緯度地方まであるというところが重要ですよね。もちろん、地図未整備地域ではとっても有用と思います。

ASTER GDEMをちょっとだけ見てみる

アクセス集中でなかなかダウンロードできなかったASTER GDEMですが、昨日の夜、1タイル分だけ試してみたところ、ダウンロードすることができました!欲張ってたくさん(といっても16タイルくらいですが)ダウンロードしようとしていたのがいけなかったのかなぁ?それとも、みんなが飲んでいる金曜の夜に仕事をしていた私にご褒美?
ダウンロードできたのは実家の三島〜甲府あたり、富士山を含むN35E138のタイルです。
とりいそぎ、Mapinfo+VerticalMapperでインポートして、陰影図でチェックしてみました。投影変換はめんどうだったので、緯度経度のまま(南北がつぶれている)です。富士山の南西麓、山頂から富士市にかけての地図です。
ASTER GDEMで見る富士宮
↑ASTER GDEMで見る富士宮
むむむ・・さすがにSRTMよりは高解像度感はあります。富士川断層もちゃんと見えています。でも・・
富士山山頂の南側〜南東側斜面、富士宮口5合目から山頂にかけてとか、宝永火口とか、変な穴ぼこがあいちゃっています。確かに、宝永山のまわりは1707年宝永噴火のスコリアが一面に積もっていて、ステレオマッチング的には厳しいのかもしれませんが。でも宝永山よりも西側はなんでだろう?積雪期のシーンを使ったのかなぁ?
とりあえず、同じ範囲の基盤地図情報10mメッシュとSRTMも見てみます。
GSI 10m-DEMで見る富士宮
↑GSI 10m-DEMで見る富士宮
これはさすがですね。富士宮あたりの平坦部はいろいろアレな部分もありますけど、富士山をはじめとした山地部は細かい地形もよくわかります。
SRTMで見る富士宮
↑SRTMで見る富士宮
さすがに解像度が足りない感はありますが、この範囲に限って言えばGDEMよりもノイズが少ないかも。宝永山まわりの地形もよく再現されていると思います。



断面図でもちょっと比較してみます。
富士山の山頂を東西にまたぐ↓の側線です。
20090703195713
解像度の違うDEMからの断面ですが、内挿しながら約5m間隔で標高値をサンプリングしています。そもそもSRTMでこんなに短い断面をつくること自体がどうなの?というのはあるかもしれませんが・・スミマセン。
20090703195712
↑GDEM、基盤地図10mメッシュ、SRTMで作った断面と、10mメッシュと、GDEM・SRTMの差分をプロットしました。断面図の左が西です。
うむむむ・・むむ・・
深く考えずにつくった図ですが、難しいなぁ。
10mメッシュが正解だとすれば、GDEMもSRTMも最大±60mくらい違っているということになります。もう一つ気になるのは、差分の値自体はGDEMとSRTMとで違っているのですが、差分値の傾向は似ているように見えます。GDEMの差分値が大きくなるところでは、SRTMの差分値も大きくなる。
何でだろう?標高値の基準がどうのとかそういう話でしょうか・・・?たまたまここだけの話なのかもしれませんけれど。ラスタの差分をとってみようかなぁ。
データの変換とか断面図のとりかたとかそういうところに問題がなかったかはあとで調べてみよう。

・・・
まあ、とりあえず地図の精度とか難しい話は専門家にまかせて、私はまだ見ぬ世界の地形を求めてダウンロードにいそしむことにしよーっと。
とりあえず、SRTMの範囲外だったアイスランドかなぁ。ヘクラアスキヤクラフラ・・♪